人は様々なシュチュエーションで涙を流す生き物。
悲しい時、悔しい時、感動した時。
そして泣いた分、心が軽くなって明日への、これからの活力になります。
映画、ドラマや小説だけでなく、漫画にも感動させられます。
という訳で今回は感動する漫画を紹介します。
君の膵臓を食べたい
この作品はもともと、住野よるさんによる青春小説。
大ヒットした上で漫画、アニメにもなっているので知らない人の方が少ないかもしれませんが、鉄板ということで紹介させていただきます。
物語は山内桜良(やまうち さくら)の葬儀の日、その葬儀に出席しなかった主人公の描写から始まる。
主人公は友人も恋人といった人間関係を全くつくらず生きている男の子で、桜良からは
【秘密を知ってるクラスメイト】くん
【地味なクラスメイト】くん
というように書かれています。
※本名は後半に明らかになるのであえてここでは名前は言いません。
ある時、主人公は盲腸の手術の事後治療いった病院内で「共病日記」とう手書きタイトルの文庫本を拾い読む。
主人公はこう考える「これは余命を宣告された闘病者の・・・」その時、山内桜良に声をかけられる。
話す内に
「私は膵臓がつかえなくなって、あとちょっとで、死にます。うん」という桜良。
・・・・。
余命いくばくもない明るい桜良と、人との関わりを避けて生きてきた根暗な主人公の人生が小さく大きく重なるストーリー。
書いててなんとなくしんみりしちゃいました 笑
聲の形(こえのかたち)
漫画家、大今良時さんの作品。
聴覚障害の女の子、西宮硝子(にしみや しょうこ)はその障害からいじめを受ける。
率先していじめていたのはクラスのガキ大将の石田将也(いしだ しょうや)。
※他のクラスメートも参加したり、見て見ぬ振りをします。将也が一番ひどいけど。
補聴器を隠されたり、筆談ノートを池に捨てられたりと、(文章に書くのも嫌なレベルの内容の)いじめを受けた硝子。
ある時担任にいじめの首謀者として詰められた将也に対して、クラスメートはそれを「肯定」していき追い詰められる将也。
そして結果的に、将也はクラスメート全員から壮絶ないじめを受けることになります。
机はひどい落書きをされたり、上履きも隠されたりと・・・・。
ある日、早朝に犯人を見つけようと教室を見張る将也の目には、”落書きを一生懸命拭いてけしている硝子の姿が映る”
かつていじめてきた硝子からの行為に対して、惨めさを感じた将也は激怒、暴言を履いて取っ組み合いの喧嘩になり、それをきっかけに硝子は転校します。
「硝子に会ってもう一度、謝りたい。償いたい。」
将也は自分なりの贖罪を行うことを決意したのです・・・。
キミにともだちができるまで。
人見知りで筆談でしか話せない小学1年生の龍太郎。
その龍太郎の従兄弟であり、成績優秀な清之介が「ともだち」ができるまで手伝うストーリー。
友達が欲しいのに、とにかく人と話しができず、筆談ノートを持ち歩く龍太郎と、龍太郎との関わりを”意味のないものとして”めんどくさがる清之介。
これ、タイトルは龍太郎に”ともだちができるまで”ってことなんだけど、実は頭が良すぎるがゆえに、表面的な損得でしか物事をみられない清之介が、龍太郎を通して成長していく物語でもあると思います。
虹の岬の喫茶店
森沢明夫さんの小説が原作のこの漫画。
主人公は柏木 悦子(かしわぎ えつこ)という初老の女性で、コタローという白い犬と共に喫茶「岬カフェ」をやっており、
悦子は30年ほど前に夫を失くした後、資産を売却し海沿いに虹の絵が飾ってある喫茶店を開きました。
「おいしくなぁれ」と入れるコーヒーはあらゆる人を惹きつけ、様々な人生の帰路に立つ人たちの背中をそっと押し出してくれます。
作品自体はほんわか系で、それぞれの迷い人?が訪れることでストーリーが進んでいく話です。
戯けてルネサンス
中学でいじめられていた主人公、再名生 蓮(さいみょう れん)君が主人公。
「中学時代は忘れたい」
「変わるぞ」
「高校でリセットするぞ」
そういった理由から進路相談室で先生にいった一言は
「先生、オレしか行かない高校ってどこですか?」
・・・そして入学したのは元々は女子校、共学化して間もない高校で女子は9割以上、男子のクラスメートはたったの・・・2名。(主人公入れて)
その1人は男なのにおさげ髪の江口入(えぐち いる)。
そして、そんな江口が行為を寄よせていて、入学した理由の我妻冬香(わがつま ふゆか)。
2人を中心に高校生活を送る再名生は少しずつ変わっていくのである。
今、まさにいじめで苦しんでいるすべての子ども達に読んでほしい漫画です。
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