こんにちは、ちーも(@chihiro_ojima)です。
映画「帰ってきたヒトラー」を観ました。
1945年に亡くなったはずのヒトラーが現代に蘇るというとんでもストーリーですが、ヒトラーの人を引き込む力、話術がすごくて、結果的にまたまたヒトラーは人気を得ていく話。
ナチスのヒトラーと聞いたらみなさんはどういったイメージを持ってますか?
恐らくは以下のような印象を持っているんじゃないでしょうか。
- 独裁者
- ホロコーストでのユダヤ人虐殺
ヒトラーがナチス・ドイツの総統となったのは1934年。
現代では負の面ばかり語られるナチスの政策、でもそのヒトラーの政策は財政を立て直し多くの国民を魅了し支持されました。
それは、なぜでしょうか。
僕はヒトラーやナチスを賞賛したい訳ではないのですが、今回はあえて今回はナチスの功績を紹介したいと思います!
ちょっと余談ですが、ホロコーストは存在しなかった説があって、そちらも映画になってます。
アウトバーン
ドイツは第一次世界大戦での敗戦によって天文学的とも言われる賠償金をかせられてた所に、世界恐慌や金融恐慌が発生。
それによって国民の40パーセント(480万人)の人たちが失業。
そこでヒトラーが作ったのがアウトバーン(高速道路)です。
約5年間で3000kmにもなるその高速道路をつくる事業は多くの失業者を助けました。緊急事態には飛行機の滑走路にもなるように設計されているらしいです。
VW(フォルクスワーゲン)を設立
え、知らなかった。
という人も多いかもしれないが、ヒトラーはお金持ちだけが車に乗れるのではなく、全国民が車に乗れる社会を目指して1935年にフェルディナント・ポルシェ博士に命令しVWを作りました。
車を生産することで、結果雇用にも繋がる上に、大量に作ることで1台あたりのコストを下げて低所得層でも車を持てるように作られたのですね。
ヒトラーの言葉を引用します。
「私は労働者に十分な休暇が与えられ、その休暇と他の余暇が本当の回復をもたらすことを欲する。私がそう望むのは、強い精神を保つことのできる国民がいるときのみ、真に偉大な政治が可能となるからだ」
また、企業は労働者が休むことを嫌がる中、ナチスは有給を使うことを推奨していたらしいです。(今の日本と全然違う!!笑)
VWは戦後、社名に変わりそして、ビートルを生み出します。
そういえば今年(2019年)、ビートルは生産終了するみたいですね、戦後からと考えると約80年も愛されているなんてすごい。
V2ロケットの開発
※写真は実物ではなくてイメージです。
もともとはナチスが台頭する前の1929年から宇宙旅行用に開発されていたV2ロケット。
それが第二次世界大戦時に軍部からの要請で軍事用の弾道ミサイルになったんですが、実は開発者のヴェルナー・フォン・ブラウンはのちにアメリカに亡命していて、アポロ計画に関わっています。
つまりナチスの存在がなければ人類が月へ行くのはもっとずっと後になっていた可能性があるということですかね。
公害対策と健康意識の向上
ナチスは大気汚染を防止するため、多くの工場に有毒ガスを防ぐための汚染防止装置、水質汚染防止装置が取り付けることを義務化。
そして車両通行禁止の広場や、緑地公園をつくることで大気汚染が進まないようにしていた。
戦後の日本で起こった公害にて起こった病(イタイタイ病、水俣病、四日市ぜんそく)を考えると、ナチスの政策ってめちゃくちゃ進んでいたんですね。
健康面では、添加物や着色料、防腐剤などを摂取しないように医学雑誌などで促していただけでなく、公共の場所での喫煙を禁止。
また、戦前日本で不治の病と言われた結核なども公衆衛生の質を上げることで克服していたらしい。
【最後に】結局ヒトラーとはなんだったのか
今回の記事ではあくまで”ヒトラー(ナチス)の功績”と呼べるものをピックアップしてみました。
なので、ここで書けなかった酷い政策や人体実験など許されないことも多いですが・・・、人物や政策を考える時、すべてが間違いであったり正解であったりすることはないはず。
なぜなら、誰かにとっての正解が、他の誰かにとっての失敗になりうるからです。
それを考えた時、ヒトラーとはなんだったのでしょうか。
最初に書いたように僕はヒトラーやナチスを崇拝や尊敬をしているわけではないです。ただ、僕が歴史を好きなのは過去から学ぶことで、今に生かすことができると信じているからです。
今回は「帰ってきたヒトラー」を見た僕がナチスやドイツを紹介させていただきました。最後にヒトラーの言葉をを載せて終わりにします。
「わたしは間違っているが、世間はもっと間違っている」
うーん、意味深。
では、また!
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